和菓子屋が本当は教えたくない「いちご大福」の作り方。コスパ最高です。自宅で出来ます。

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餡の職人が作ったとても美味しい餡です。 あんこまんもおすすめです!

職人の本気レシピ

老若男女に大人気のいちご大福。

普段、和菓子を食べない人もいちご大福だけ買いにくることが多い。

いちごのが時期である1月~5月は、流通も増え、安価に手に入りやすい。

それでも、お店や、デパードでいちご大福を購入すると1ヶ250円以上する。

なかなかの値段で買いにくいのは確かだ。しかも、数量限定で日持ちもしない。


大福にいちごを加えただけで、アップルの株価並に飛躍的に値段があがる。

バレンタインにも、あえてチョコじゃなくてもいいかも

この味、家で作れたならなぁ。 









結論、できます。気をつけるべき点は米の水分量と搗き具合のみ

電子レンジのレシピも便利だけど、使わない方がいい。

熱効率や米の美味しさを出すためには、蒸したほうが良い

とても簡単ではないけど、お店の味にかなり近づけることは可能です。、

餅つき機があれば、もうお店の味です。あるいはそれ以上になります。

材料はシンプル、いちご、餡、もち米、水のみ。

餡も作るのが面倒なので購入すればよい。

和菓子屋に行って店頭に並んでいなくても、

「あんこだけ買えますか?」と聞けば、だいたい1gあたり1.5円~2.5円で買える。

あんこは生産効率はそんな悪くないので、単体で買ってもらうと利益率が高いので、

和菓子屋にとってもありがたい。まさにWinWinだ。

ただし、あんこにこだわりが凄かったり、生産量に限界がある人気店ではあんこをたくさん買われると困ることもある。



豆大福もほぼ同じポイント・作り方なので、難易度が高いいちご大福ができれば、

大福はだいたい作れます。

豆大福の作り方の記事は↓を参考にしてみて下さい。

簡単につくっているシーンを撮影しました!

プロが大福を包んでいます。この技術は様々な分野でも応用ができます。参考になれば嬉しいです。




↑ いつまでも見ていられます。






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レシピ    8ヶ分   生地25g/中餡40g+苺1粒


もち米   1合   150g (先にもち米は洗って3時間水に漬ける)
水          160g
いちご         1粒
中餡(好きな餡)   320g



仕事のレシピを計算してそのまま載せています(水は別計算)。
いちごはサイズが色々ありますが、1パックの上段に15ヶ位、形・大きさが揃っているものを使用。


餡は市販のものでも、自分でつくってもOK。

手作りしたい方はこちらの記事をどうぞ↓
自家製・白餡のつくりかた  
自家製・こしあんのつくりかた 
自家製・つぶあんのつくりかた


生地に餡といちごを加えて包むのは慣れていないと難しいかもしれないので、

あらかじめ、いちごを餡で包んで餡玉にしておくと良いと思います。











今回は、もち米で作りたいと思います。

白玉粉や餅粉などで求肥生地のいちご大福もありますが、好みではないので

もち米のコシと弾力の効いた、添加物を使用しない美味しい大福にしようと思います。



強い蒸気で蒸し、餅つき機で米の粒子を潰し搗き、冷めないうちに包むのが基本



機械がない家庭でこの状態に近いものを実現したいと思います。

蒸し器がない場合が多いので炊飯器で行います。(あれば蒸し器で30分強火で蒸す。)

餅つき機は家庭ではないので、すりこぎ棒で叩き、搗きまくります。

生地に砂糖を加えるレシピはありますが、これは砂糖の保水性を生かして、生地を硬くしないための

作業性を高める添加物。和菓子屋が言うのも何なんですが、砂糖は体に悪いので加えたくありません。

生地に餡をのせ、窪ませイチゴを入れたときの様子

作り方

あんこまん
あんこまん

衛生上の問題から、特別な場合を除き工場に機器が持ち込み厳禁。
その為、画像や動画がないものが多く分かりにくくて、本当ごめんなさい。
でも本気で解説していきます。絶対に美味しくて、上質なものができます!

  1. もち米を洗い、3時間水に漬ける。
    ★ 3時間が完全に吸水される目安。

  2. 炊飯器にもち米と水を加え、おこわモードで炊く。
    家庭に強力な蒸し器があればそれを使ってください。
    ★ 水分量を間違えるとべちゃべちゃの生地になるので注意。



  3. 炊き上がったら、容器や作業台にうつし、
    すりこぎ棒で叩きまくる。棒に水を軽くつけて生地がくっつかないようにする。
    ★ なるべく生地が冷めないように手早く行う。冷めると生地が伸びなくなり、包みづらくなる
    ★ 米が潰れる前に水を入れすぎると、潰れなくなるので注意。

    ★ 水は一度に一気に加えて、塩梅をとるよりも、

     杵や臼に付かないように数回にわけて加えていった方が餅生地のコシ(弾力)を弱めない。

    ★ 家庭に臼や杵があれば、そちらを使用してください。短時間で米の粒子を潰せれば方法は自由です。

      (ミキサーは慣れていなければやめておこう。処理が超大変)


  4. 家庭では、限界があるので、滑らかにならなくても8割くらい潰れたらオーケーです。



  5. 片栗粉の入った容器に生地を入れ、片栗粉を手粉にして、生地を25gに分割。
     慣れないうちは、生地は1つ分割したら、包む工程へ行きましょう。
     いっぺんに全部分割すると生地の冷めるのが早くなるため。





  6. 生地に餡をのせ、窪みをつくり、いちごを入れて包んで出来上がりです。
    ★ 実際、仕事では生地に餡をいれてgの計量などは行わず、感覚で仕上げています。 生地が冷めるのを回避するためです。 

職人おすすめの いちご大福が美味しい店

福岡  鈴懸本店  いちご大福


嫌いだと思っていたものが、好きになる。 私の中では事件でした。

福岡県の特産品の‘‘あまおう‘‘を使用した一品。餅生地は求肥の生地となってます。

私は求肥の生地のいちご大福はあまり好きではありませんが、ここのいちご大福は

求肥と餡とイチゴのバランス一体感が素晴らしいです。むしろ、求肥でなければ表現できなかった

美味しさが存在します。



本当みんなに食べてほしい。


いちご大福の求肥生地は嫌いだから、

食べないという選択肢もありますが

実際食べてみると、嫌いなものでも好きになるという

価値観の生み出した、私の中でも記憶に残る強烈な一品でした。


こういうアプローチの仕方があったのかと、とても勉強になります。

近所にあれば、通うこと間違いなし。



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