バターを溶かして、濃厚でしっとり!よく泡立てて、重くない「パウンドケーキ」にする!
いつもご覧いただき、本当にありがとうございます!
こんにちわ(^^♪ あんこまんです!
今回は、王道の焼菓子、「パウンドケーキ」を紹介します。
当店は和菓子屋ですが、洋菓子の「パウンドケーキ」を扱っております。
生地に小豆の大納言鹿の子豆を加えて、和菓子感を出しています。(笑)
もちろん、プレーンの生地もあります。若い方や、子供に人気です。
パウンドケーキは何といっても、バターたっぷりの濃厚なコク、香りと風味。
ホロッと溶ける口当たり。
飽きのこない味わいがあるのが、長年の人気の理由でしょうか?
フランス語では「カトルカール」と言います。
4つの材料、バター、砂糖、卵、小麦粉、が同じ分量という意味です。
配合が覚えやすく、加えてアレンジ加えられ、応用できる素晴らしいお菓子です。
当店のレシピの紹介!その特徴は?
バターを溶かすので、作りやすい。
バターは溶かしても、豊かな風味は失うことはありません。
作業性がよく作りやすいです。
卵と合わせる時に分離する心配がなく、
強い力で混ぜる必要がない。
子供や女性でも作りやすいです。
可塑性
自由に形状を変えられる性質が可塑性です。
バターの可塑性がもっとも発揮される温度は13〜18℃。特に、この効果を利用するのがパイ生地です。
小麦粉の生地に13℃前後のバターを織り込むことが可能で、何重もの薄い層がきれいなパイ生地に仕上げます。
ショートニング性
生地のなかで薄く広がり、分散される性質です。
分散されることでグルテンの形成・デンプンの結着を防ぎます。
この性質のおかげで、クッキーやタルト生地などをサクサクとした食感に仕上げることができますよ。
20℃前後の室温に戻したバターが作業に適しています。
クリ―ミング性
クリーム状のバターを混ぜることで空気を取り込める性質です。
生地を焼いている時、バターに含まれた空気が膨張し、ふんわりと膨らみソフトな食感に仕上げられます。
マフィンなど、ふんわりさせたい洋菓子をつくる時、「白っぽくなるまで混ぜる」のはこのためです。バターの温度はショートニング性の時とほぼ同じ20〜23℃が目安です
今回のレシピは、しっとりとバターの香り豊かなパウンドケーキに仕上げたいので、
上記の特性は必要なく、バターを完全に溶かして使用します。
材料もシンプルで、使う器具も少ない。
バターの香りが飛ばないうちにお召し上がりください。
ふんわり感もありながら、口の中でとろける食感をお楽しみください♪
当店では、このレシピに大納言鹿の子豆を加えています。
バターと小豆は相性が良く、双方の良さを引き立てたレシピとなっています。
もちろん、加えない生地も美味しくです!特に子供や若い女性に人気です。
レシピ パウンド型 1台分
オーブン代って結構かかるから、作るならパウンド型2台分がおすすめ!
日持ちするから、食べきれない人でも安心よ。
生地
卵 120g
グラニュー糖 120g
無塩バター 105g
薄力粉 110g
大納言鹿の子豆 100g (なくてもOK)
(当店パウンドケーキは大納言が入ってます♪ 入れないバージョンも人気です!)
準備するもの
ハンドミキサー
計量器
パウンドケーキ型
ホイッパー(泡だて器)
ふるい(目の細かいザル・茶こしなど、粉を篩うもの)
オーブンレンジ
調理器具 (ボール、ヘラなど)
数ある他サイトのレシピの中から、選んで頂いて本当にありがとうございます。
このレシピは働いていた店のレシピや、既存のレシピを改良したものです。
すごい時短になったり、効率的ではないとところもあると思いますが、
それでもプロが実践していて、美味しくなる理論や科学を基に手間をかけております。
最新の情報ではないこともあるかもしれませんがご了承ください。
また、理論があっていれば、他サイトさんのレシピでもできますので、そちらでも構いません。
何より美味しい和菓子を皆さんに召し上がっていただけたら嬉しいです
作り方
衛生上の問題から、特別な場合を除き工場に機器が持ち込み厳禁。
その為、画像や動画がないものが多く分かりにくくて、本当ごめんなさい。
でも本気で解説していきます。絶対に美味しくて、上質なものができます!
- バターを湯煎にかけて、完全に溶かす。溶けたら、湯煎にから外しておく。
溶かしたバターをちょいと拝借し、パウンド型に塗る。 - 別のボールに卵を割り入れて、ホイッパー(泡だて器)でほぐして、コシを切る。
★ ホイッパーですくってサーっと垂れていけばOK - グラニュー糖を加えて、ホイッパーで混ぜる。
- 3を湯煎にかけて、人肌くらいに温める。
- ハンドミキサーで、高~中速で泡立てる。
- 生地をすくい上げて、垂らすとダラダラと落ちていく状態なったら、低速にして
泡の肌理を整えていく。 - 生地を垂らして、折りたたみ布団のようになって落ち、その跡が3秒くらいゆっくりと
消えるようになったらOK。 - 1の湯煎で溶かしたバターを加えて、底からゴムベラでよく混ぜる。
- 薄力粉をふるい、木杓子やゴムベラで切るようにサックリと混ぜる。
底や淵からも、手早く持ち上げて混ぜる。
☆ 鹿の子豆を入れる時は、この工程で加える。 - 型に生地を流した後、型をトントンと上から台に落として、
粗い気泡を消し、生地をある程度平らにする。 - オーブン170℃で40分~50分程焼く。
中央に串をさして、生地がくっついてこなけばOK。
または、中央を指で押して、押した生地に弾力があり、戻ってくればOK。 - 焼き上がったら、型から取り出して、逆さまにして網の上などにおいて、自然に冷ます。
粗熱抜けたら、空気にふれないようにしておく。しっとり感UP。
★ 風に当てすぎたり、ずっと放置しておくと、乾燥してパサつく。 - 出来上がりです♪♪
ちなみに当店の大納言パウンドケーキは、3㎝幅にカットして、袋詰めをして販売しております!
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