自家製の和菓子屋はぼぼない!職人の「ひなあられ」の作り方。値段が意外と高いワケに納得。

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餡の職人が作ったとても美味しい餡です。 あんこまんもおすすめです!

基本が結局美味しいレシピ

おびただしい数のひな人形。

もうすぐ、ひな祭りの時期ですね。

ひな祭りと言えば、「ひなあられ」が欠かせません。


和菓子屋さんやデパートなどで、購入する方も多いのではないでしょうか?

しかーし、

和菓子屋、デパードの「ひなあられ」は、ほぼ問屋から仕入れた「卸」の商品です。

しかも、値段がたけぇ!



そもそも、作り方を知っている職人さんは少ないと思います。





手間暇コストがかかる「ひなあられ」を作ってる和菓子屋さんなら


「当店は、自家製のひなあられです!!!」と強くアピールしてほしいです。



そして、そんな粋な和菓子屋で、買ってほしいです。

多分、その店の商品は、ほとんど美味しいですよ。

なんで「ひなあられ」って高いの?

結論 

作るの大変。無理です。
場所とるわ、気を遣うわ、時間かかるわ、もう嫌だ。仕入れよ。

桜餅を作りたいです。





ひなあられは、とても簡単に一言でいえば、

ポン菓子を着色して、砂糖蜜を絡めただけのものです。



基本的に材料は、うるち米の膨らませた種、豆、砂糖、水のみ。


なのに、和菓子屋、デパートなどで、300円~800円の価格帯で売られています。

少し高い?と感じてしまう方もいると思いますが、理由があります。


理由1

材料原価もやや高め、時間、場所、手間がかかる。

材料が高いワケ
ひなあられの材料の種は、問屋さんに発注します。
この種を自家製で作りたい場合は、餅を作り、乾燥させる手間があるのでとにかく大変です。

そして、そもそも、作っている和菓子屋さんがあまりいないので、扱う問屋さんも少なくなり、
希少性が上がり、材料原価が高くなるのです。


場所、時間がかかるワケ
蜜をからめてから、湿気ないようにどこかに広げて、長時間乾燥させないといけません。
種を広げるので場所もとるし、桜餅の製造で、ボイラーなどが水蒸気もくもくのフル稼働中に
気を使ってどこかで乾燥させないといけません。
その結果、オーブンで乾燥させますが、高熱費が。。。

最終的に袋詰めをして、販売しますが、
年に一度の「ひなあわれ」かわいい包材も結構高いですし。湿気防止剤のコストも。


理由2

「ひなあられ」よりも 製造効率も良く、
たくさん売れて利益の出る「桜もち」を仕込みたい。

それでも、作って売るなら値段を高くしたい。。。(和菓子屋の本音)


こちらが本音です。

隠さずに言います。

桜もちを売りたいです。


飛ぶように売れます。

1日物なので、仕込みもしやすい。

材料も回転させることができますし。。。。





和菓子職人が、自家製で作った「ひなあられ」に出会ったなら、食べるべきです!

利益を考えず、本当に美味しいものを追求している和菓子屋さんだからです。

レシピ

白丸
白丸種     50g
上白糖     70g
水       30g

白丸種 ・・・ もち米を煎って、ふくらませたもの
      製粉会社・製菓材料の問屋で買える。ネットでは見当たらなかった。。
      代用品として、ポン菓子でもできます。


風せん
風せん種    50g
上白糖     55g
水       25g

風せん種 ・・・ 赤・緑・黄などに着色して搗き上げた餅を薄く延ばし後、
         小さく切って、乾燥させ、煎って、ふくらませたもの。

       製粉会社・製菓材料の問屋で買える。



大豆 or 黒豆   50g
上白糖      60g
水        25g
水飴        3g

※ 豆は煎ったものを使用する事。


あんこまん
あんこまん

数ある他サイトのレシピの中から、選んで頂いて本当にありがとうございます。
このレシピは働いていた店のレシピや、既存のレシピを改良したものです。

すごい時短になったり、効率的ではないとところもあると思いますが、
それでもプロが実践していて、美味しくなる理論や科学を基に手間をかけております。
最新の情報ではないこともあるかもしれませんがご了承ください。

また、理論があっていれば、他サイトさんのレシピでもできますので、そちらでも構いません。
何より美味しい和菓子を皆さんに召し上がっていただけたら嬉しいです

作り方
あんこまん
あんこまん

衛生上の問題から、特別な場合を除き工場に機器が持ち込み厳禁。
その為、画像や動画がないものが多く分かりにくくて、本当ごめんなさい。
でも本気で解説していきます。絶対に美味しくて、上質なものができます!

  1. 上白糖と水を鍋に入れて加熱、115℃まで煮詰める。(黒糖の場合は+2℃の煮詰め)

    白丸種を着色したいは、ここで蜜(砂糖液)を着色する。

    手慣れていれば、泡の状態で温度を判断できるが、温度計を使った方が確実。
    ★ 煮詰めすぎると、全体が乾いて、平均に絡まなくなりやすい。
    ★ 煮詰めが足りないと、すぐに湿気ってぱりぱりした食感が無くなる。




  2. 大きめの器に蜜をいれて、種・豆をいれて、木杓子などで手早く混ぜる。
    ★ 蜜が冷めて固まる前に、手早く混ぜる。皮がとれるので乱暴に扱わない。


  3. 平均に、蜜が絡んだら、風に当てながら、ほぐす。
    うちわなどで仰ぎながら、手でほぐしても良い。



  4. 50℃のオーブンで一晩、乾燥させる。(ホイロ)
    ★ 煮詰めが良くても、ホイロをとってしっかり乾燥させると確実
      オーブン代がもったいないなら、湿気のないところで乾燥。



  5. 乾燥したら、完成!湿気ないように、袋詰めなどをする。
    湿気さえなければ、2.3か月は持ちます!!!

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