つぶつぶもちもちの道明寺粉で餡を包んだ、関西の桜もち。
春らしい薄紅色、さわやかな桜の香り、そして食感。
ひとくち食べるたびに春の訪れを感じられます。
この記事の結論からいうと。。。
道明寺の桜餅は、
シンプルで用意するものが少ない。
シンプルな作り方だから、ひとつひとつの工程を丁寧に。
慣れてしまえば、和菓子屋さんの道明寺を家で再現できます。
道明寺の由来
道明寺の由来は2つあります。
その中の一つが、現在の大阪の尼寺・道明寺で、1000年以上前の戦国時代に
菅原道真公の伯母が、もともと保存食として御飯を乾燥させたものから作り、
たちどころに人気が出て、この名がつきました。
道明寺粉は蒸したもち米を乾燥させ、粗挽きにしたものです。
レシピ 餅生地20g・餡30g 約20ヶ分
(道明寺生地)
道明寺粉 200g
美味しい水 80g
上白糖 125g
(中餡)
小豆並餡(こしあん) 餡玉30gで約20ヶ用意する。
※ 忙しい方は、中餡は専門店や市販のものでもOKです!
こだわって作りたい方はこちらの記事を参考にしてつくってください
数ある他サイトのレシピの中から、選んで頂いて本当にありがとうございます。
このレシピは働いていた店のレシピや、既存のレシピを改良したものです。
すごい時短になったり、効率的ではないとところもあると思いますが、 それでもプロが実践していて、美味しくなる理論や科学を基に手間をかけております。
最新の情報ではないこともあるかもしれませんがご了承ください。
また、理論があっていれば、他サイトさんのレシピでもできますので、そちらでも構いません。 美味しくて、添加物使わず、正しい和菓子を皆さんに召し上がっていただけたら嬉しいです
作り方
衛生上の問題から、工場にカメラや機器を持ち込めないです。
その為、レシピの画像や動画がないものが多くて、本当にごめんなさい。
でも、プロが本気で解説していきます。絶対に美味しいものができます!
- 道明寺粉を手早く2回水洗いする。
★道明寺粉は吸水が早いので手早く行う。蜜を加えた段階で完全に吸水させたい - 水を切り、晒し布巾に広げて、セイロで25分蒸す。
★炊飯器の場合は蒸し機能があれば是非、活用してください。
なければ早炊きで水の分量70~100㏄で硬く炊き上げてください。
- 上がり時間を見計らい、砂糖蜜を作る。
水と砂糖を大きめ鍋に入れ、溶かす。沸騰したら火を消す。 - 蜜を薄紅色に着色する。
★着色した液を竹串か箸みたいなものの先につける。
それで紙に書いた色よりすこし薄めの色が生地の色になる感じです。 - 蒸し上がった生地を4に加え、ホイッパーで手早く混ぜる。
★ 蒸し上がりと着色したタイミングが同じだと最高です。蜜を冷ましたくないので、
冷めると米が吸水しにくくなる。
★ 手早く混ぜないと、着色されない部分が残ったり、だまになったりするので注意。 - ラップをして、20分蒸らす。
- 水切り(植物性油脂)か 艶天(水で溶かした寒天液)を手に付けて分割、包餡。
★生地が冷めると、硬くなり、包みづらい。その結果、餡が透けて見えたりするので手早く行う。 - 俵型に成形して、艶天を軽く塗って、桜の葉を巻いて仕上げる。
★艶天は米が直接、空気に触れると老化するので被膜をつける。
和菓子職人おすすめ!美味しい道明寺の店
青木松風庵 大阪 堺市 なんば 他にも出店あり
口コミも高いこの道明寺は、食べた人を幸せにする威力を持っています。
店舗が大きくなると利益重視で在庫を増やしたり、
日持ちさせたりするため添加物を加えたりするのですが
この店は余計なものを加えず、素材と技術で勝負している感じが良いです。
その為、日持ちが2日。それがいい!
直接店舗で買う必要がありますが、大阪の価値を上げる一品となっております(笑)
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