家で「おはぎ」作って行列回避。和菓子屋さんから学ぶ、本当に美味しい「おはぎ」の作り方。

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餡の職人が作ったとても美味しい餡です。 あんこまんもおすすめです!

基本が結局美味しいレシピ
この記事の見どころ

実際の和菓子屋レシピと作っている所を公開します。
美味しくなるポイントを学んで実践すれば、家で店の味が実現できます。再現度高めです。                     





この記事はこんな方に特におすすめ



「おはぎ」が食べたいけど、和菓子屋の行列には並びたくない。


「おはぎ」を作りたいけど、作り方がわからない。和菓子屋みたいに美味しくできない。


「おはぎ」をもっとも、コスパ良く作りたい。得した気分になりたい!

和菓子職人が教える事を理解し、実践すれば、ほぼ解決

あんこまん
あんこまん

冷静に考えてみて下さい。
「おはぎ」はもち米を炊いて、餡で包むだけです。
餡さえ、用意できていれば、工程は極めて少ないです。

工程が少ないほど、一つ一つのポイントが深く、重要です。
ポイントを押さえれば、お店の味を出すことできます!







なぜ和菓子屋がありのまま教えるの?

知られちゃうと困らないの?

私たち、和菓子屋も商売です。お客さんが来てなんぼです。

家でおはぎが簡単に作れちゃって、お店に来なくなるのも困りますが、

正直、それ以前に和菓子離れの方が、めっちゃ深刻です。


昔は、ほとんどの家で「おはぎ」を作っているほど、身近でした。

田舎のおばあちゃんの家で「おはぎ」食べたこととかありませんか?

今は、ほとんど見かけませんし、知らない人もいるほど。

店の売り上げうんぬんより、まずは日本特有の文化の和菓子。

その中の「おはぎ」を、身近に知ってもらおうと思い、この記事を書いてる所存です。



美味しくできたら、みんなに教えてね!でも、たまには和菓子屋で買ってください(笑)

あんこまん
あんこまん

安くて、スーパーの添加物まみれの「おはぎ」は認めん。
でも、たまに地方のスーパーで本物の「おはぎ」もある。あれは最高。




結論、餡は製餡所か、ネットで買う。
良いもち米を選んで、炊いて、餡を包めば、和菓子屋の味。



餡を小豆から炊くと、時間もかかるし、技術とコツがいります。できなくはありません。十分可能です。

今回はもっとも、コスパのよい方法をとっているので、餡は製餡所で買うか、ネットで餡を購入してください。




和菓子屋もネットで買っている店も数多くあります。

うちどりしている店がほとんどですが、足りない時や補完する時に使ってます。




ネットで売られている餡を侮ることなかれ。

余計なものを使わず、ちゃんと作ってるところがあります。真空包装の技術で、風味も豊かで美味しいです。

もちろん、買うときは原材料の表記をよく見て、購入してください。

基本、餡は、小豆と砂糖のみでできます。

調味料、保存料、着色料などは不要なので、使っている所は避けましょう。





買ってたべるのは、一番簡単だが

材料はネットで準備、家で作れば、


安くて美味しくて、時間もかからない。コスパは最高。


過去にも、家でできる「おはぎ」の記事↓を公開しました。

内容もそんなに変わらないですが、

今回は、更に実際に作っている様子と

和菓子職人からのアドバイスを加えたアップグレードした記事になっております。

和菓子屋では、年間を通じて同じ商品を幾度となく作りますが、

全く同じレシピではありません。

材料の品質や、温度湿度などの環境、様々な状況において、

ベストな作り方や材料を選んで作っております。

今回の記事は今現在で、一番良いと思っているものを提案させていただきます!

多分、見て損はないと思いますので、最後までご覧ください。

実際に和菓子屋のレシピと作り方を紹介します。
堂々と見せると同業者は面白くはないですね(笑)

実際の和菓子職人のレシピと作り方

新潟県産 黄金もち米     2升 (約3000g)
上白糖              300g
岩塩                10g
良質な水             600g
こし餡・つぶあん         適量 


材料はこれだけ、できるだけ品質の良いものを。

新潟県産こがねもち(もち米)  1㎏あたり950円 (現在のネット価格)  
当店は、契約農家から30㎏購入で、1㎏あたり~650~750円。等級は最高級。

上白糖は市販の上白糖と同じ。

岩塩は先代から使用していたので。自宅ではうちの塩でOK。

水は良いものを使用してください。自宅でやるなら軟水の天然水を推奨します。
当店は大型の浄水器を通して使用。

餡は、炊くと大変なので、餡を購入する。和菓子屋で使用している同じ餡を買えます。1gあたりだいたい2円。



作り方
  1. もち米は水道水で研いで、3時間、美味しい水に漬ける。
    ★ 3時間で最大に吸水する目安です。古米なら4時間くらい。
    ★ 炊きあがった米の水分比率は50%以上。良い水の方が美味しいです。


  2. 米をザルにあけて、ボイラーで30分強火で蒸す。
    ★ 家でやる場合は、あなたの家でできる一番美味しい炊き方を実践してください。
      和菓子屋のボイラーじゃなくても、十分に美味しく炊けます。
      土鍋で炊くのがおすすめ。ないなら炊飯器でもち米、おこわ設定で炊く。





  3. 蒸し上がる直前に、上白糖と水を鍋にいれて加熱し、蜜を作る。弱火で沸騰させておく。




  4. 蒸し上がったら、大きめのボールに米をあけて、木杓子で軽くほぐす。
    岩塩を加える。






  5. 3の蜜を全体にかける。米のダマになっているところにかけてほぐす。
    全体に蜜が馴染む様に、木杓子でほぐしながら混ぜていく。


    ★蜜を加える理由は、砂糖の保水性です。米にかけることにより、水分を逃がさず硬くなりにくい
    ★家庭でやる場合は、すぐに食べると思うので蜜は、不要です。
     店の場合は、お客さんがお土産にしたり、食べるまでに時間がかかることを想定。






  6. 全体に馴染んだら、濡れ布巾をボールにかぶせ、米が乾かないようにし、
    20分ほど蒸らして、さらに馴染ませる




  7. 20分後、硬く絞った網布の上に、米を取り出し、ほぐす。
    手で適量取って、30gに丸く、切り分ける。




  8. こし餡、つぶ餡で米を包む。包み上がり70g±1に仕上げる。
    形は俵型にし、アルミカップにのせ、番重に並べ、店頭に並べる。
    乾きやすいので、透明な蓋をしたり、ラップをしたり工夫をする。 

              



      




さあ、家で作ってみよう!

ポイントを押さえたうえで、本物の「おはぎ」を作ろう。

ちなみに、前回の記事はこちら↓

レシピは家庭で作る量を計算して作ってみて下さい。

例えば、10個作りたい(おはぎ1つ70gと仮定)



餡          40g×10個           計400g
炊き上がったもち米  30g×10個           計300g

※ もち米は、最大吸水で、もとの1.8倍~2.1倍くらいになるので   約160gの精米 用意する。
  米の品種、状態にもよる。

あんこまん
あんこまん

米を餡をいかに美味しく準備できるかがポイント!!

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