まずは結論
1⃣ 9月~11月の収穫されたばかりの小豆を使用してください。
(収穫したては、皮がやわらかく煮えやすく。呉や旨味を抽出しやすい。失敗しにくい)
2⃣ 美味しい水を使用してください。(特に、漬ける水と渋きり後から加える水は良い奴を)
(材料は小豆、水、砂糖のみ)それぞれなるべく良いものを
3⃣ 練る時は、高い火力で、少ない混ぜで、短時間で、
これは、経験と技術がいります。さすがにプロには勝てません。
でも、何回かやっていくと必ずできます!
上記の1⃣、2⃣だけで初心者でも、焦がさない限り、うまくいきます!だいたい美味しいです。
でも、焦がさないとするばかり、弱気にいくと不味くなります。
でも、焦がすとクソ不味くなります。
これは経験しかないので、言葉で表現できません。(無責任)
でも、1.2回やれば、コツはつかめると思いますよ!
すぐ作りたい方は、下へスクロールしてください♪
餡についてサクッと説明
あなたはこしあん派? 粒あん派? 永遠のテーマですね。
私の今までの体感だと、使われる和菓子の種類や年齢、地域で割合が変ってくるような気がします。
※独断と偏見であり、統計的なデータはありません
おはぎではつぶあん優勢で、団子やまんじゅうはこしあんが優勢。寒い東北は粒あん好きが多く
年齢層が高いほど、小豆の風味が強いのが特徴なあん好きが多く、
若い人ほど、淡白ですっきりと口溶けと品の良い甘さが特徴なこしあんが好きとか
※あくまで個人的な見解です。
まあ、どっちも美味しいんですけどね。もう完全に好みの問題だと思います。
【ちょっと補足】小豆は収穫時期9月~11月
収穫したては、皮がやわらかく、煮えやすいし、作業性も良くて、美味しい。
つまり、秋は 「粒あん」の季節!
逆に4月~8月まで保存した小豆は皮が固いので、「こしあん」向き。
使い分けしている和菓子屋さんが多い。
ちなみに
私は作るのも食べるもの粒あんが大好きです。
粒あんは小豆の風味を最大に生かし、捨てるところが何もないのだから好きです。
材料がシンプルなので、丁寧に作業をしないと、別のものができたりするのも
和菓子の恐ろしさと楽しさです。
数ある他サイトのレシピの中から、選んで頂いて本当にありがとうございます。
このレシピは働いていた店のレシピや、既存のレシピを改良したものです。
すごい時短になったり、効率的ではないとところもあると思いますが、 それでもプロが実践していて、美味しくなる理論や科学を基に手間をかけております。
最新の情報ではないこともあるかもしれませんがご了承ください。
また、理論があっていれば、他サイトさんのレシピでもできますので、そちらでも構いません。 美味しくて、添加物使わず、正しい和菓子を皆さんに召し上がっていただけたら嬉しいです
レシピ (和菓子屋さんと同じものです。)
家庭でやる場合は、材料の比率は変わらないので、分量は調整してください。
小豆 1升 (1500g)
鬼ザラ糖 1750g 上白糖、グラニュー糖でもOK
美味しい水 適量
水飴 50~100g (季節により変動)
作り方
衛生上の問題から、工場にカメラや機器を持ち込めないです。
その為、レシピの画像や動画がないものが多くて、本当にごめんなさい。
でも、プロが本気で解説していきます。絶対に美味しいものができます!
1.漉し餡の作り方の豆煮編の工程まで同じです。豆煮の蒸らしが終わったら 2 の工程へ
2.1500gの砂糖を加えて、沸騰させ、完全に溶かし火を止める。3時間放置。
すぐに作りたい場合は次の工程へいってもよい。
★砂糖は最低3時間で溶け、豆の内部に浸透します。
★豆が軟らかくなる前に砂糖を加えると、豆内部に浸透し、軟らかく煮えなくなるので注意。
★小豆量と同量の砂糖が最大限に蜜漬けできる量なので1500gにしてあります。
3.最大限の強火にかけ、残りの砂糖を加え、豆を潰さないよう、焦がさないように
木杓子またはゴムベラで、優しく混ぜながら煮ていく。
★ 最大限の火加減とは、鍋の周りの火の先端が、鍋の中の内容量より上にいかないこと。
★ 焦げると、苦みが著しく出て、どうしようもないので注意してください。
和菓子屋の練る様子。↑
4.冷めると粒あんは少し硬くなりますので、少し手前の好みの硬さに練りあげて、完成です。
バットや容器に移してください。
5.粗熱が抜けたら、ラップなどしてパサパサに乾燥しないようにしましょう。
夏場は冷蔵庫で3日間、冬場4日間の日持ちです。
空気を抜いて冷凍保存可能ですが、冷凍臭、冷凍乾燥、解凍時など風味を損なったり
するので、お勧めはしないです。
ポイント
① 砂糖をいれるタイミングを気を付けましょう。
早すぎると豆がそれ以上、軟らかくなりづらくなります。
② 焦がさないように、なるべく火力で、混ぜる回数を少なく。
プロでも難しいです。混ぜすぎると豆が潰れ、粘りがでるし、時間がかかると色焼けしたりします
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