私は羽田空港より、ここで土産を買います。空港近くの評価されていない隠れた名店、玉川屋。

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餡の職人が作ったとても美味しい餡です。 あんこまんもおすすめです!

心に残った店と和菓子。


羽田空港に行くとき、時間があったら是非立ち寄ってほしい。

町の小さな和菓子屋ながらも、

本物の和菓子を作っている。

どこか優しく、美味しく、東京土産としても◎





玉川屋のホームページはこちら

※ 同じ屋号の店が全国に多々あります。それは全く別の店です。。
東京都大田区羽田にある、唯一無二の玉川屋さんです。


羽田の散策中、たまたま見つけた。


飛行機の出発時間に余裕があったので、羽田の街を散策することにした。

空港は近いが、大通りからそれた閑静な住宅地。

どこか懐かしい道並と、下町感のある釣り船屋さんが佇む。。

ここは、多摩川の終着点、東京湾が目の前にある。

そんな場所に玉川屋はある。

←は蒲田、↓は川崎、→は羽田空港、↑は大森・品川


レビューや、評価よりも、実体験を大事に。


この記事を見て、検索する人もいると思う。

口コミ、評価などがとてつもなく良いわけではなく、すこし良いだけ。

そもそも、立地もよくないし、レビュー数も少ない。

飛びぬけて、有名店ではない。

ネットの情報を見るだけでは、

普通の町の和菓子屋さんという感じに着地するだろう。

でも、これだけで判断するの、安直である。

自分もその一人だった。





この記事の結論。。。

立地が悪くても、100年以上経営する凄さと何か感じる魅力。
良い材料で本物の和菓子を手の届く価格で売っている。
店の規模からして、考えられないほど幅広く和菓子取り扱ってる。
お店の人が、みんな優しくて、温かくて、ずっと応援したくなる。
+α



小さな間口と外観。町の和菓子屋さんという感じだ。
この立地で、創業100年以上の歴史。

1919年 大正8年に創業。

申し訳ないが、立地は良いとは言えない。

この環境の中で100年以上続けることは、とんでもない偉業だと思う。

美味しい和菓子を作るだけでは続けることができない。

ちなみに、私の店は立地が良い方、

それでも、店を維持するのはとても大変です。

玉川屋には、人を惹きつける

何かしら理由がある。





私も感動した和菓子。本物の和菓子を謙虚に売る姿勢。

プロが見ないと分からないかもしれないが、和菓子を見れば、

だいたいお店の程度や、どういう菓子作りをしているか判断できる。



玉川屋に入った時に、一番最初に目に付いたのは、利休饅頭だ。

饅頭の代表格でもあるが、和菓子全体の中では決して目立つ方ではない。



なぜ目についたのか。



それは、色の濃さと 「利休」 の焼き印だ。




まず、色についてだが、

利休饅頭、いわゆる茶饅頭は黒糖を使う。

黒糖は高価であり、砕く作業や、扱いも面倒。

そのため、黒糖と上白糖を混ぜた利休饅頭が多い。

そうすると色が薄くなる。

しかし、玉川屋は、どうみても黒糖100%の饅頭の色している。

←一般的な茶饅頭(安価で使いやすい上白糖入り)           おそらく黒糖100%の玉川屋の茶饅頭→

これがどれだけ凄いか、和菓子屋でなければ分からないかもしれないが、

蕎麦やさんでいうと「十割そば」を作るくらい?手間と時間がかかると思う。

スーパー、一部の和菓子屋では、「カラメル色素」を使って、濃茶色を出しているが、

そんなことをしても無駄だ。

食べれば、黒糖の風味が感じないのですぐに分かってしまう。



玉川屋の利休饅頭は、黒糖の風味が溢れんばかりに広がる。

お茶も進み、まさに利休が愛した本物の饅頭だ。

大きさも大きめだ、薄めの皮に餡がぎっしりと入ってる。

薄めの皮で餡を包餡していても、表面に餡が透けていない。

包餡の技術の高さがうかがえる。

餡の風味も強いながらも、黒糖をとてもよく引き立てている。

とてもバランスの良い饅頭である。


次に饅頭表面の「利休」の焼き印をついてだ。


玉川屋の利休の焼き印はしっかりとボケることなく焼印されている。


それがどうかしたのかと?というと

まず、焼印を押すことで、饅頭を蒸しなおすことができない。

焼印があると蒸し直した場合、色が滲んでボケてしまうからだ。

つまり、焼印があると、

売れ残り、硬くなった饅頭を次の日に売るために蒸し直すことができない。


利休饅頭は通常3日間くらい日持ちするが、

やはり、出来立てが一番うまい!

売れ残ったら、次の日に蒸し直して出来立ての状態に近づけることが必要だ。

だから、焼印を押さない店が多い。



玉川屋は、しっかりと利休の文字が刻印されているし、

昼頃に店を行った際は、私が買った饅頭で売り切れてしまった。

作りたてを、その日に売って、次の日に売らない姿勢を感じる。


在庫を持つより、

朝の仕事が大変でも、

お客さんに毎日新鮮で美味しい和菓子を届けたいと

そういう思いを感じる。



利休饅頭は1ヶ 140円で売られています。

この材料と手間を考えると、お店の経営が心配になるくらいコスパが良いです






他店より、こんな圧倒的な強みのあるアピールポイントが

あるにもかかわらず、積極的に謳わない謙虚さ。

素晴らしいけど、もっとみんなに知ってもらいたい。


だから、私がどうしても伝えたくて記事にしちゃいましたよ。。(笑)





饅頭1個だけで、これだけの記事をかけるのも珍しい。(笑)








店の規模からして、考えられないほど多種多様な和菓子。

店に入ると小さな店内ながらもショーケースにはたくさんの手作りの和菓子たちがあります。

側面には、お煎餅や干菓子など卸の商品もあります。



この規模の和菓子屋さんだと、餅菓子など、同じ種類の和菓子に偏ります。

理由は、

機材・道具を置くスペースがない。

作業効率を上げたい。 などが考えられます。

しかし、この玉川屋さんは、饅頭、焼菓子、餅菓子、蒸し菓子、カステラ、季節の生菓子。。。

とんでもなく、広く扱ってます。

作っている職人さんも1人か2人?くらいで、この品数は脅威ですよ。

工場の機材の配置、導線を見てみたい。

本当に。





特に、上生菓子と団子や餅がすごい!!!


季節の上生菓子は、

練切はもちろんのこと、外郎・金団、雪平まであるそうですよ。

道具も増えるし、作り方が全く違う。

しかも、マルチタスクで、できるものではないんです。

ただでさえ、手間がかかる上生菓子を多種多様に作っているのは、

本当に尊敬します。





あと、感動したのは、団子と餅を杵で搗いていること。


昨今の和菓子屋さんはミキサータイプの手軽で場所をとらない

自動餅つき機が多くなっています。


このタイプは食べた時にすぐわかります。

餅の粒子をほぼ完全に破壊するので、

コシがなく、やわらかく、ぬちゃぬちゃとした感じ?

まあ好みもありますが、私は好きじゃないし、お勧めしません。



行列ができる大福や団子を売っているのは、ほぼ間違いなく

杵で搗く(落下式)のものです。

手間暇、時間もかかるし、強い力がかかるので、場所と床の強度の確保。

色々と面倒なんですよ。

スペースのある和菓子屋さんと、餅菓子が専門的な和菓子屋さんが主に使っていますが、

玉川屋も、この杵で搗く方法で作っています。

工場どうなっているの?凄すぎでしょ。

町の和菓子屋レベルじゃないよ。




団子もしっかりとコシがあって美味しかった!

代わり種のずんだの団子も風味が強くて秀逸でした。



和菓子組合の包装紙ではなく、お店のオリジナルの包装紙を使っている。
個別の和菓子の包装にもこだわりがあり、店独自のものを扱っていて、とても可愛らしく、懐かしく、心に残るものばかりだ。


また、店の和菓子には、個々のオリジナル包装がされていて、

こだわりや、想いが詰まっている。


可愛いながらも、どこか懐かしく、心に残るものが多い。






他にも、書きたいことは山ほどあるが、今回はこの辺まで。

皆さんも是非、羽田に来た際は、行ってください!

超おすすめです!


のし餅・お供え餅・誕生餅 の注文もできますよ!

詳しくはホームページをご覧くださいね!


Instagramや、Twitterなどで情報を発信しています。

時代にあった経営をしながらも、伝統を守る。

素晴らしいですね!

よろしくお願いいたします。


店舗情報

営業時間

金・土・日・祝日 営業。

10:00 ~ 17:00  (念の為、確認が必要。)


2022年、11月から営業日を金・土・日・祝?に変更されているみたいです。

ホームページや電話で確認することを強く勧めます。






アクセス

〒144‐0043
東京都大田区羽田3-25-2

京急空港線    「穴守稲荷駅」      より  徒歩10分  
         「天空橋駅」「大鳥居駅」 より  徒歩15分
東京モノレール   天空橋駅        より  徒歩15分


駐車スペースはないが、店の前に1台とめれれる。

電話番号

03‐3741‐1607  (予約可能)




サービス

地方発送     可能。



支払方法     現金。
      他の方法は要確認。

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