おめでたい時だからこそ、美味しい赤飯を食べたい そんなあなたへ
豆の渋出しがとても大事
レシピ
もち米 1500g
ささげ豆 150g
重曹 6g
※ 重曹の量は反比例。
【米の完全吸水率は良くて 2~2.2倍】
米 1500gの場合は漬けて、蒸して、吸水して、蒸して約3000gで上がる。
米1500g → 浸漬後2100g (1.4倍) → 30分蒸す 2400g
=600g不足。
濃度5%食塩水600g~を加えて再度蒸して 3000g 蒸し上がり計算
作り方
〈ささげ豆の渋の取り方〉
- 豆を水洗いして、水は4倍の量の600g、加えて強火で加熱。
- 沸騰したら、水150gを加える(沸騰を止めるのが目的)
- 重曹をそのまま加え、火を止める。
- 豆と渋(煮汁)に分けて、豆は水洗いして再度火にかけて、80%くらいの軟らかさに煮あげる。
※ 残りの20%は蒸しているときに軟らかくなることを想定。 - 渋は水に浮かべて、冷ましながらホイッパーで撹拌する。
※ 空気を入れたいのでホイッパーで混ぜる。空気に触れることにより、
茶色から美しい赤色になる。熱いままずっと放置しておくと黒っぽい色になるので注意。 - 渋は泡立つので、上澄みの大きい泡だけ捨てる。多少泡が残っても、放置すれば消えるので気にしない。 完全に冷めたら使用。残った渋は風味は落ちるが冷凍可。
〈赤飯の作り方〉
- 米は水洗いして、3時間は水に漬けておく。
- 米の水を切り、ボールに入れ、そこへ渋を加えて、色が全体に均一になるように混ぜる。
- 煮上げた豆を加え軽く混ぜる。
- セイロや炊飯器にいれて、蒸す。
※ セイロ → 網布巾に米を平らにして、中央をくぼませて強火で30分蒸す。
※ 炊飯器 → 渋を切らずに米の重量に合わせて水を加え、窯に入れて炊き込みモードで炊く。 - 薄い食塩水を全体にかけ、食塩水の水気が切れるまで放置し、少し米をほぐしてから再度20分蒸す。
※ 炊飯器の場合は、この工程は飛ばす。 - 蒸し上がったら、取り出して、風で粗熱を抜いて完成。
※ 風を送り、粗熱を手早く抜くことで米の光沢がでる。
※ 熱いうちにパッキングすると餅みたいに粘るので注意。
ポイント
- 米は漬けすぎると、風味や米のコシがなくなる。3時間が吸水の目安。古米は4時間漬ける。
- 渋はとにかく手早くホイッパーで混ぜて、空気をいれまくること。そうすればきれいな赤色になる。
- 重曹は発色剤(綺麗な赤色にする)と豆を軟らかくする役目がある。
ちょっとした知識
ささげ豆は割れにくい → 祝いごとに向く。
大納言小豆も割れにくい → 大納言とい官位は切腹がない → 切腹しない=割れない
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