和菓子屋さんの本気の酒まんじゅう。自宅で作れて、お土産屋さんより確実に塩梅良くて、うまい!

スポンサーリンク

餡の職人が作ったとても美味しい餡です。 あんこまんもおすすめです!

基本が結局美味しいレシピ

酒まんじゅうと聞くと、

スーパーや温泉街のお土産さんでまとまって売られているのを見かけるくらい。

どこの和菓子屋さんでも、取り扱っている商品ではない。

別にそこまで食べたくない、どちらかというとマイナーな和菓子として認知があると思います。

しかし、本当に美味しい酒まんじゅうは、感動しますよ。

日本が世界に誇る美味しい米で作る日本酒は最高です。その最高の酒で作った饅頭が

まずいわけないんですよ。

ガストの山盛りポテトより中毒になると思います。

趣のある温泉街のお土産やさん





でも、美味しい酒まんじゅうってなかなか巡り合えないんですよ。

そのまま、酒として飲むなら当然、美味しい。

しかし、和菓子の素材として使うのだから、熱を加えたり、他の材料との兼ね合いで

酒の風味や特性をうまく引き出せないことがあります。

あくまで、私の意見ですが、

酒まんじゅうは、和菓子の中で、難しいヤツです。

  酒や酒粕のレシピ調整、日持ちしない、保存、在庫リスクなど取り扱いが難しい。
  だから、添加物・安定剤を使用、大量生産機械化 → 美味しくなくなる。
  それでも、生産効率悪いし、難しいから、そもそも
作らない。
  少数の手作りの店を除いて、そんなに美味しくないから、そこまで食べたくないものとして認知

いや、本当に美味しいものは、感動もんなので是非食べてほしいですよ。

美味しいの自宅で作れますから、作ってくださいよ。

この和菓子は奥が深くて、もっと知ってもらいたいんですよ

と切に言いたいです。(笑)


← 酒粕                と            日本酒→ 
スポンサーリンク

そもそも、酒まんじゅうって どんなものなの?

簡単に言うと、酒種を生地に加えて、餡を包んで、蒸した饅頭でしょうか。

店によって作り方は多種多様ですが、

一般的には、もち米と米麹を使って作られた酒種を、饅頭の皮に入れて作るのが主流です。

小麦粉と酒種を混ぜた生地を発酵させて、その生地で餡を包み蒸した物が

酒まんじゅうです。

生地に酒粕などを加えて、風味づけすることもできます。

三国志で有名な孔明さんが  酒まんじゅうの起源!? 

酒まんじゅうの起源は中国です。現在の饅頭の原型といわれるほど、とても古い歴史を持っています。

諸説ありますが、三国志で有名な 諸葛亮 孔明さんが 

暴れる運河をどうにかして鎮めようと

小麦粉で作った皮で肉を包んで饅頭にして包んで

お供えしたのがはじまりとされています。


鎌倉・室町時代に僧によって、精進料理として日本に伝わります。¥

それが色々変化して、饅頭が庶民に親しまれるようになりました。


饅頭の皮に使われている麹が発酵することで皮を膨らませることができます。

その工程がお酒を造る工程と似ていることから「酒まんじゅう」と呼ばれるようになったとか。

出来上がった時にもお酒の香りがすることからも、その名で親しまれてきました。

レシピ  

(生地)
酒粕     (45% 大吟醸)      30g
お好きな日本酒     (清酒)      32g
上白糖                  120g
摺りおろした芋 (山芋か大和芋)      30g
イスパタ                   3g
薄力粉                  100g
※ 酒や酒粕は好みのものでかまいません。変化を楽しんでください。
 ちなみに、店では酒屋の水分調整してくれた酒粕と 吟醸 八海山を使用してました。




(中餡)
こしあん か 粒餡     600g くらい

こしあんの方がすっきりしていて、酒の饅頭皮を引き立てるのでおすすめ

※大変だと思うので、餡は市販のものや和菓子屋さんで買ったものでOK。
 だいたい1gあたり2円で買えます。
 こだわって手作りしたい方はこちらの↓記事を参考にしてみてください。


あんこまん
あんこまん

数ある他サイトのレシピの中から、選んで頂いて本当にありがとうございます。
このレシピは働いていた店のレシピや、既存のレシピを改良したものです。
すごい時短になったり、効率的ではないとところもあると思いますが、 それでもプロが実践していて、美味しくなる理論や科学を基に手間をかけております。
最新の情報ではないこともあるかもしれませんがご了承ください。 また、理論があっていれば、他サイトさんのレシピでもできますので、そちらでも構いません。
何より美味しい和菓子を皆さんに召し上がっていただけたら嬉しいです。



作り方

あんこまん
あんこまん

衛生上の問題から、特別な場合を除き工場に機器が持ち込み厳禁。
その為、画像や動画がないものが多く分かりにくくて、本当ごめんなさい。でも本気で解説していきます。
美味しくて、上質なものができると思います。
また、想像して考えて作る方が、菓子作りの楽しみであり、創造性や感性を磨くチャンスです。
是非、やってみてください。

(用意するもの)

クッキングシート、またはセパレート紙をしいた蒸し器。ボール、容器、木杓子、ゴムベラなど

生地ができる前に中餡は、30gに分割して、丸めて餡玉にしておくこと



  1. 酒粕を軟らかくもどし、日本酒(清酒)で溶く。


  2. 別器にすりおろした芋に同量(30g)の上白糖を加えて、麺棒で摺り混ぜる。
    ★ 山芋を使用することにより、砂糖をたくさん加えられる。




  3. 2に残りの上白糖を2回に分けて加える。
    途中に1を加えて、さらに摺り混ぜる。



  4. イスパタと薄力粉の混合させたものをふるいにかけて、
    3に加える。木杓子でさっくりと切るようにして捏ねる。




  5. 粉っぽさがなくなってきて、全体が混ざったら生地が完成。



  6. 薄力粉(分量外)を手粉にして、生地を15gに分割して、
    30gの餡玉を包む。
    ★ ダレやすいので、形は丸腰高に包むとよい。


  7. キッチンペーパーまたは、セパレート紙を敷いてセットにした蒸し器に包んだ
    饅頭を感覚をあけて並べていく。(膨らむことを想定する)



  8. 中火くらいで蒸していく。蒸し上がりや火力調整をうまくする。
    最初の3分~6分で80%以上膨らませます。
    合計13分~15分位で蒸し上げると塩梅が良いです。
    あくまで、目安なので自分を信じていいなとおもったら蒸しあげて下さい。
    ★ 蒸し器によってかかる圧力、火の入り方が違うので、時間は目安になります。
    ★ 火力によって割れることもあります、塩梅を見ながら、饅頭の底が生でなければ
      蒸しあげて下さい。








私が知っている中で、一番 酒まんじゅうが美味しい店

徳島屋菓子鋪 (愛知県)   酒まんじゅう  1ヶ 105円~

※ ホームページが存在しないので、三河観光サイトのURLを↑リンクしてあります。


酒まんじゅうと聞くと、お酒が美味しい新潟県や米どころ、

何か温泉地?のほうが美味しそうなイメージがあると思います。

しかし、お酒という和菓子では特殊な素材をを生かしながら作るには、

けっこう技術がいるのでお酒が美味しいだけではできないんです。

そんな中、シンプルながらもお酒を生かした、美味しい酒饅頭のお店はこちらです。

三河の観光サイトより。歴史を感じる趣のある素朴なたたずまいのお店。


酒まんじゅう好きはもちろん、地元の人なら誰しも知っている

酒まんじゅうの人気店です。

メディアでも取り上げられてしまった為、

遠方から和菓子を求めて、来るお客さんも多いのだとか。



お店の感じも、古き良き日本が凝縮されているような感じ。

女将さんと店員さんが、また気さくで素敵。

長居したくなる田舎のおばあちゃんの家みたいな。(笑)


私が今まで食べた酒まんじゅう中では、一番好きです。

見た目も標準的な饅頭ですが、皮がとてもしっとり。

ふんわりやわらかい。

包みを開けたときの、甘酸っぱいお酒の香りがいい。

中餡のこしあんの上品な甘さと塩加減。

お酒の皮の風味やあじわいを引き立てます


お酒を使っていますが、麹が蒸したり、加熱することでアルコール分が

飛ぶので、安心して子供でも召し上がれます


添加物を使っていないので、1~2日くらいで固くなってしまいますので、

すぐにたべるのがおすすめです♪

他の栗蒸し羊羹も美味しそうだったので、次に行ったときは是非食べてみたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました