私が習ってきたあくまで基本のレシピです。基本というのは人や流派により変わりますが、
ほぼこれで通用し、お菓子も仕上げられます。
ここから数値を変えたり、材料を工夫して店売りにするのがプロです。
レシピの材料比率の基本
粉(小麦粉など)100に対し、 水分35~55 糖分65~45 (イスパタ2or重曹1)
饅頭
- 小麦饅頭
上白糖60~80 水(水分)40~20 イスパタ2 薄力粉100 - 薯嶺饅頭
(摺った大和芋100 上白糖200~250) 上用粉40%()の合計量に対して - 軽羹饅頭
自然薯105 グラニュー糖100 水65 カルカン粉100
銅板で焼く和菓子 どら焼きなど
- どら焼き
三同割 → 卵 砂糖 小麦粉 が同量 - 金つば
薄力粉100 もち粉10 上白糖25 お湯75(60℃) 水 適量 - 桜餅
薄力粉100 白玉粉10 水205 上白糖30 上南粉10
流し物 羊羹など
- 本練羊羹
寒天1本分 水300 グラニュー糖300 並餡500~600
- 水羊羹
寒天1本分 水600 グラニュー糖100 並餡750 塩1.5 - 艶天
寒天1本分 水300 グラニュー糖300 - 錦玉羹
寒天1本分 水300 グラニュー糖450 水飴50 - 淡雪羹
上記の錦玉羹に卵白30を加える - きんとん餡
寒天1本分 水300 グラニュー糖100 白並餡1250 水飴50
蒸し物
- 団子・柏餅
上新粉100 お湯80 - 浮島
固めの餡 100 上白糖20~30 粉8~10 卵50 - 外郎
米粉100 砂糖130 水130 - 栗蒸し羊羹
餡100 粉10 砂糖10 - 蒸しカステラ
卵160 上白糖150 薄力粉100 餡50 イスパタ2 - 水無月
白玉粉11 葛粉7.5 薄力粉30 上用粉22.5 水100 上白糖75
餡
- 白並餡 生餡10㎏ 鬼ザラ糖6㎏ 水3㎏ Brix糖度48.5~50
- 小豆並餡 生餡10㎏ 鬼ザラ糖5.5㎏ 水3㎏ ‘‘
- 練り切り餡 白並餡100 求肥8~10 水飴 適
- 中綿 小豆並餡100 水飴5
- どら餡 大納言小豆1500 白ザラ糖2000 水飴100
その他
- 葛桜
葛粉100 グラニュー糖250~300 水500 水飴40 - 摺り蜜
砂糖100 水40 水飴 適
- しとり蜜
水1 水飴1 - 桃山
(白並餡1500 卵黄3ケ)()に対し味甚粉2・5%(16山) 卵黄1~2ヶ 味醂 適 - 雪平
白玉粉100 水200 砂糖200 卵白20 白並餡100 水飴50 - わらび餅
わらび粉1 砂糖3 水5 - こなし
餡100 薄力粉または米粉10 砂糖10 - 道明寺
道明寺粉100 上白糖60 水40 - 長崎カステラ
卵3000 上白糖2500 もち米飴325 水375 薄力粉1250

コメント
はじめまして。三原田と申します。ホームページ有り難く拝見しました。就労支援継続事業所で障害のある方たちとお菓子を作っています。事業所立ち上げから、ご指導頂いていた和菓子職人の方がお亡くなりになり、無知の職員で新作に挑戦している中、こちらのホームページを見付けました。詳しく情報が掲載してあり助かっています。今、黒糖入りのどら焼きに挑戦しているのですが、もち粉を入れる場合、小麦粉に対してどの位の割合が丁度でしょうか。黒船という東京どら焼きをイメージしています。初対面で大変失礼ですが、可能な範囲でアドバイス頂けたら有り難いです。よろしくお願い致します。
コメントありがとうございます!
事情を聞かせて頂きました。急ぎの案件だと思います。
生地の配合、作り方、どうしあげたいかによると思います。
黒船のような巻いて仕上げるどら焼きには、
切らない弾力が必要ですね。若鮎の配合、作り方に近いですね。
黒船さんページにどら焼きの原材料表記があります。
参考になるかもしれません。
一概に言えないのですが、
小麦粉の2割前後ではないでしょうか。
あとは塩梅を見て、調整して下さいとしか
現時点では言えません。
よろしくお願いします。