夏場に冷やして食べると美味しいわらび餅。
わらび餅専門店ができるほど人気ぶり。。。
和菓子屋さんで買わないと食べれないと思ってません?
和菓子屋が言うのもなんですが、買わなくても自宅でできます!やっていきましょう!
ちなみに、 基本配合は わらび粉 1: 砂糖 3 : 水 5 です!
そこから、ちょっと工夫して作りました
その前に、よくある わらび餅の問い合わせ
Q わらび餅はなんでもち?
A 原材料はわらびの根から採れる、わらび粉。この粉を使ったからわらび餅。
でも一切使わずに、わらび餅と名乗っている店も多々ある。だってわらび粉、とても高価だから。
Q わらび餅ってなんで夏?
A わらび粉は黒い食材です。黒い食材は体にこもった熱を取り除く作用がある。
それゆえに夏にやたらと、出回る。あと、単純に冷やして食べると甘すぎず、旨い。(笑)
Q 美味しい本物のわらび餅って?
A 本わらび粉を使ったものがとても美味しいです。本わらび粉を使うと見た目が黒いです。
もっちりとした食感とコシのある弾力と強い風味。売れている場合は値段がとても高いです。
Q わらび餅って太る?
A 食物繊維とビタミンBが豊富で、太りにくいと思います。
でも、これは本わらび粉の割合が高いわらび餅の場合です。
ほとんどの和菓子屋やスーパーなどで売れているのは、外国産のわらび粉と加工澱粉を混ぜ合わせたわらび餅です。そして黒蜜や甘すぎるきな粉で味をごまかしている所が多い。
糖質が多いので太りやすいケースが多いです。でも、洋菓子よりは油脂がないのでヘルシー!
レシピ
(絞って出すわらび餅)
わらび粉 150g
上白糖 100g
水 500g
(容器に流して固めてカットするわらび餅) 羊羹舟一枚分(36㎝×18㎝×3.6㎝の容器)
わらび粉 200g
水 700g
上白糖 500g
水飴 60g
(黒蜜)
上白糖 100g
水 100g
黒糖 50g
水飴 35g
きな粉 適量
※黒蜜は全部、まとめていれて加熱して溶けたらOK!
黒糖が溶けづらいので注意。加熱前に細かく砕くことおすすめ
わらび粉はピンキリです。
できあがりが真っ黒になる本物の本わらび粉は
1㎏15000円以上するので、
最初は、外国産や加工澱粉がミックスされた市販のわらび粉などを使用してはいかがでしょうか。
富澤商店などのも使いやすくておすすめです。
https://tomiz.com/contents/warabimochi-recipes
こだわりたいなら、本わらび粉でチャレンジ!
はじめに 数ある他サイトのレシピの中から、選んで頂いて本当にありがとうございます。 このレシピは働いていた店のレシピや、基本・既存のレシピを改良したものです。
すごい時短になったり、効率的ではないとところもあると思いますが、 それでもプロが実践していて、美味しくなる理論や科学を基に手間をかけております。
最新の情報ではないこともあるかもしれませんがご了承ください。
また、理論があっていれば、他サイトさんのレシピでもできますので、そちらでも構いません。 何より美味しい和菓子を皆さんに召し上がっていただけたら嬉しいです。
作り方
衛生上の問題から、特別な場合を除き工場に機器が持ち込み厳禁。
その為、画像や動画がないものが多く分かりにくくて、本当ごめんなさい。でも本気で解説していきます。絶対に美味しくて、上質なものができます!
絞り袋に入れて、手で絞るタイプ
(絞り生地のわらび餅)
- 鍋にわらび粉と水を加えて溶かす。
★ わらび粉(澱粉)を先に入れて、徐々に水を加えていくと溶かしやすい。 - 上白糖を加えて、中火にかけてヘラで底から焦げないように練る。
★ 完全に火が入り、全体がまとまってから、5~10分位で練りあげる。
もうこれ以上コシ(弾力)が出なくなったらOK。
使うわらび粉により、塩梅が異なるので一概に言えないが自分の好みで練りあげてみよう。 - 絞り袋に生地を入れる。(口金はあれば12号なくてもOK)
★ 一度に大量にいれると、とんでもない握力が必要になるので少量ずつ入れて絞る - 水を手にたっぷりと付けて手のひらや、容器などに好みの大きさに手でカットしながら絞る。
★ 氷水を使用を推奨。絞った後は冷めて方が作業性が良いから。絞る前に冷めると固くなって絞りづらい。 - 水気をきり、きな粉や黒蜜をかけて完成!
羊羹舟や容器に流す。冷やしてカットするタイプのわらび餅 (企業などの大量生産向き)
(流し生地のわらび餅)
- 鍋にわらび粉と水を入れて溶かす。
- 上白糖を加えて、火にかけて半返し(全体の半分火が入った状態)にする。
★ 半返しにするのは、澱粉が沈殿しないようにするため。 - 濡れた布巾を敷いたセイロや蒸し器に入れて、中火で20分蒸す。
- 蒸し上がったら、鍋に入れて15分位中火で練る。
★ 焦げないように周りの淵から水を加えながらしっかりと生地に火をいれて、弾力を出す。 - 上がり際に、水飴を加えて、好みの塩梅で練りあげる。
★ 上がり目安は好みと感覚が大事だが、容器に流して、四隅に平らに行きわたる位の固さがよい。 - 好みの羊羹舟・容器に霧吹きなどで水気をつけ、きな粉を底と側面にふりかけてつける
★ きな粉をつけるのは取り出しやすいようにするため - 5に生地を流しこんで平らにし、上からきな粉をふりかけて熱が完全に抜けるまで自然冷却。
★ 流れにくいので、四隅から流していく。 - 冷却後、好みに寸法にカットして仕上げる。
食べた人全員が絶対におすすめする!わらび餅が究極に美味しい店。
芳光 (愛知県名古屋市) わらび餅 1ヶ 310円 (2021年時点)
※ 公式ホームページが見当たらない為、食べログのリンクを貼っておきました。
初めて食べたときの衝撃が忘れられない。。。。
普通の和菓子屋さんのわらび餅より少しうまい程度だろう?って思いの皆さん。
その考え、上方修正しなければなりません。わらび餅の概念が変わります。
和菓子のミシュランがあれば星3(その店に行くだけに旅行する価値がある)は間違いないでしょう。
言葉では伝わらないので食べてみてください。本当に。
夏のイメージが強いわらび餅なんですが、芳光のわらび餅は夏季を除いた10月~6月までしか販売しておりません。
芳光のわらび餅は素材にこだわり、日持ちもしない。
常温で最高に美味しく食べれる時期に限定して販売しているからだそうです。
ほとんどの和菓子屋は外国産のわらび粉に他の澱粉を混ぜ合わせて作っています。それどころかわらび粉を使わずに加工でんぷんだけで作っている店もあります。
理由は、わらび粉が高価で流通量が少ないから。国産物にかぎっては手が出せないでしょう。
わらび粉はわらびの根からほんの少ししかとれない希少なものであり、わらび自体が減ってきている中
芳光のわらび餅はとても高価な国産の本わらび粉がたっぷり使用。ほかの澱粉をほとんど使わずに
作っているから美味しいのでしょう。
愛知県に立ち寄った際は、是非、芳光に訪れてみて下さい。
デメリットは買えるか分からないのと、食べたら他のわらび餅が食べれなくなることでしょうか(笑)
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