和菓子屋さんの売れ筋レシピで、美味しいうぐいす餅を作る。

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餡の職人が作ったとても美味しい餡です。 あんこまんもおすすめです!

基本が結局美味しいレシピ

やわらかい餅の生地に、餡ときなこが絶妙にマッチ、口に中でスーッと溶けていく一体感が

堪らない和菓子です。

あくまで私の感覚ですが、うぐいす餅は和菓子屋さんの中でも、

売り上げの上位に入ることが多い様です。

「梅に鶯」と謳った様に、春の和菓子ですが、人気の為、一年中取り扱っている

和菓子屋さんも多いです。

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本当はうぐいす餅ではなく、めじろ餅です。

みんなが想像するうぐいす餅


ほとんどの和菓子屋さんでは、このようなうぐいすの形を表現し、

うぐいす黄な粉」と呼ばれる青きな粉をまぶして、仕上げて販売しております。

実際の「ホーホケキョ」と鳴く、うぐいすという鳥は、少し緑がかった薄茶色をしております。

皆さんが、うぐいすと言っている鮮やかな緑色の鳥は、実は メジロ です。

こちらはメジロです。目元が白いことから由来します。堂々としていて、梅の木に
よくとまっていて勇ましく鳴いております。
こちらが本当の うぐいすです。茶色い鳥です。実際、見かけたら結構レアです。
警戒心が強く、低い藪の中をちょこちょこ移動していて、見かけることはあまりありません。

なぜ、うぐいす餅が実際のうぐいす色ではなく、緑色になったかと言うと、

諸説ありますが、うぐいす と メジロ 間違えちゃった可能性が高いです

同じ時期に見かける鳥なので確かに間違えるかもしれませんね。

「梅に鶯」という言葉は「梅にメジロ」と呼ぶ方が正しいのかもしれません。((笑))

あの秀吉さんの大絶賛。うぐいす餅の由来

奈良県にある「本家菊屋」さんという菓子店の初代が、その昔(1585年)に秀吉をおもてなす茶会に

うぐいす餅を献上し、絶賛した秀吉さんが「うぐいす餅」と命名した様です。

これがうぐいす餅の原型と言われております。このうぐいす餅は江戸時代には

「御城之口餅」(おしろのくちもち)という名前に変え、現在も販売されております。

青大豆のきなこを使っていますが、色は実際のうぐいすにとても近い色をしております。

レシピ    

(求肥生地)

白玉粉   100g
水     150g
上白糖   125g
水飴     50g
調整水    適量
好みのきな粉 適量
焦げやすいので練る鍋は、ヘラや木杓子がまんべんなく底から撹拌・練れる鍋が良いです。

こちらの記事にも、本物の求肥の作り方を記載されてます!良かったらどうぞ


中餡) 
小豆漉し餡  750g
  水    200g
グラニュー糖  75g








あんこまん
あんこまん

同じ求肥生地(雪平)で、ちょっと難しい、「花びら餅」のレシピも紹介しています。
こちらは、完全に、店売りのレシピをそのまま公開しています。
それでも、仕上がりは、店・作りてによって千差万別。皆さんの挑戦してみては?

作り方

あんこまん
あんこまん

衛生上の問題から、特別な場合を除き工場に機器が持ち込み厳禁。
その為、画像や動画がないものが多く分かりにくくて、本当ごめんなさい。でも本気で解説していきます。絶対に美味しくて、上質なものができます!

(中餡の作り方)

  1. 鍋に餡と水、グラニュー糖を加えて、できる限りの強火にかける

  2. 焦がさないようヘラを入れて練っていく。
    ★ パチパチという音がなると焦げるサインなので、火加減を調整しながら練っていく。

  3. 好みによりますが、並餡よりすこし軟らかめに練りあげる。糖度でいうとBrix55位。
    ★ 餅の生地と餡の軟らかさを揃えるイメージです。揃えると一体感が出て、口当たりが滑らかで
      スーッと溶けていくような仕上がりになります。




  4. 火を止めて、容器にうつし、粗熱が抜けたら乾かないようにラップをして冷ます。

生地の作り方

  1. 鍋に白玉粉を入れ、水を徐々に加え捏ねる。
    一度、団子状に全部まとめる。そして残りの水を加え溶かす。
    ★ 一度まとめるのはダマにならないようにするため。水を一気に加えるとダマになる。

  2. なるべく強く焦げないような火にかけて、底から焦がさないように練っていく。
    ★あまりまわりに付かないように練っていく。つくと固化していくので、濡れた布巾に水をつけて、まわりの生地に
     つけて軟らかくして、ゴムベラなどでとる。




  3. 生地に光沢が出てきたら、上白糖1/2を加え練る。まとまったら、残りの上白糖を加える。
    ★ 砂糖が加える前、生地に光沢が出る前によく練ることがポイント。

      十分に火が入らず、練っていないとコシが抜けた生地になってしまう。
    ★ 上白糖は一気に加えるとまとまらなくなるので分けて加える。





  4. 生地の練りあげ目安は、表現が難しいですが木杓子で掬えるくらい。
    または、最後に砂糖を加えてから、5分くらい練っていれば大丈夫だと思います。
    ★この練りあげ目安は完全に感覚です。店によって違いますし、軟らかいと包むのが難しいです。
    一度あんこを包んで比較してみないと何とも言えないです


  5. 黄な粉を敷いた容器に生地を入れ、きな粉を手粉にして、生地を18g、餡30gで包む。
    生地が冷めていくと、硬くなるので手早く行う。心配な人は湯煎しながら包むといいですよ。
    ★ 軟らかくて、包みづらかったりしたら、きな粉を揉みこむ。
      作業性がよくなり、口溶けは良くなるが、コシやもちもち感がなくなるので注意。
    ★ 中餡はあらかじめ計量して餡玉にして準備しても良いし、
      餃子を包む様に、あんこを直接ヘラで掬って、包んでも良い。





  6. 好みのうぐいす型にして、上からきな粉をまぶして完成。


うぐいす餅の起源である、「本家菊屋」の うぐいす餅。

本家菊屋       御城之口餅  1ヶ 125円

御城之口餅 osironokutimoti
本家菊屋 御城之口餅 

今回紹介した、奈良県にある「本家菊屋」さんの和菓子です。

和菓子屋であれば、誰もが知っている有名店です。本店にいかなくても、取り寄せることが可能です。

店の雰囲気や土地の風景・情緒を感じたいからは是非、お店に行ってみることをおすすめします。

当たり前ですが、和菓子も美味しく、素材のこだわり、貫く姿勢、心粋が素敵です。

あの豊臣秀吉も大絶賛する理由もわかりますよ((笑))

ちなみにお店が御城之大門を出て町人街の1軒目、お城の入口で売っているお餅から「御城之口餅」と名前がついたといわれています。

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